昨年11月に父が本を出版しました。
タイトルは「脳の中の痛み -痛み学Note-」(科学新聞社)で、これまで父がカイロジャーナル紙に連載していた痛みに関するエッセイを中心に加筆、修正したものとなっています。
私は、本書の巻末付録のカイロプラクティックに関する英語文献の翻訳や編集作業を手伝いました。
カイロプラクターをはじめとする徒手療法家向けの専門書で、出版部数が少ないため値段も高くなりがちなのですが、できるだけ多くの方に読んでいただきたいという父の希望もあり、編集やデザイン作業を自分たちで行う等の工夫をして可能な限り価格を抑えました。
痛み学という森は意外に深く、私にとって痛みを学ぶことは霧中を彷徨うようなものでしたが、自分の施術に反映するにはどの道を進むべきなのか、本書によってその輪郭が見えてきたような感じがします。
本書の編集に携わった者としても、良い本に仕上がったんじゃないかなと思います。実際予想以上に好評で、このたび増刷されました。
徒手療法に携わる方は是非手にとって読んでいただけたらなと思います。